自社製造1500台を投入し、さらに近く500台を加える。EVは化石燃料に頼らないので二酸化炭素を排出せず環境に優しいが、車に補填する電気そのものも「グリーンなもの」を使用するという力の入れようだ。
・来年ID. 3を投入
e-Golf1500台でサービスを開始した。Golfは多くの人に愛されている馴染み深いモデルだ。さらに、2020年半ばにリリースが予定されている同社のID. 3も投入される計画となっている。
興味深いのは、レンタルステーションを設けず、街中のあちこちにシェアリング車両が存在する“フリー・フローティング”のシステムを採用している点。ユーザーはアプリで車両の位置を確認して予約や支払いなどができる。
車両の充電はWeShareのスタッフが行い、その際に使用する電気は再生可能エネルギーを使用するとのこと。
・来年チェコでも
サービス提供エリアは市街地を中心とした約150キロ平方メートルの範囲で、エリアは今後拡大する見込みだ。
また、2020年にはVWグループ傘下のSKODAと協力して2020年にチェコの首都プラハで、その後ドイツ・ハンブルグでもサービスを展開する計画という。
車は昨今、所有からシェアへ、ガソリンから電気へと変わりつつある。車メーカーには従来通り車を製造・販売するのではなく、人のニーズや環境に配慮したサービスが求められていて、WeShareはそうした需要に応えるものといえる。
Volkswagen
(文・Mizoguchi)