ニューヨーク在住のアーティストが開発したアプリ「Bye Bye Camera」はそんな人のためのものだ。なんと、写真に写り込んだ人物を消せるのだ。
・AIで人を認識
撮影後の画像編集で、余計な人物をトリミングで除外した経験は多くの人があるのではないだろうか。しかし、写り込みが小さければいいが、写真の中央などにしっかりと写っていてはどうしようもない。
そんなときに使えるのがBye Bye Cameraだ。画像から人物を除外し、その後を塗りつぶすというもの。オープンソースのオブジェクト検知アルゴリズムを使って人物を認識し、AI(人工知能)とのコンビネーションで人物を除去した後を埋める。
・絵画の中の人物も
もっとも、このアプリの開発者は写真編集などの専門家ではなく、アーティスト。「人がいなくなった世界」というテーマを追求してできたものなのだとか。確かに、自撮りを撮って自分を消したりすれば、不思議な作品に仕上がるかもしれない。
ちなみに、このアプリでは人物だけでなく絵画などに描かれている「人物」も消せる。モナリザの絵を撮って、「モナリザのいないモナリザ」も可能になる。ただ、こうした作品が世に多く出回るとしたら、議論を呼ぶことになるかもしれない。
アプリはApp storeで2.99ドル(約320円)でダウンロードできる。
Bye Bye Camera/App store