ちょっとした用事を済ますだけのものだから、極端な最高速度は必要ない。1日乗り回したら、その都度充電すればいい。そして車体は収納を簡単にするため、極力小さい方がいい。
そのようなコンセプトで開発されたのが、「CityRabbit」という製品である。
・最高時速21km
CityRabbitは三輪タイプのスクーターで、搭乗者は立った状態で操縦する。見た目はシンプル、というよりも簡素な印象さえ受ける。最高時速は約21km、最大移動距離は約19km。他の電動スクーターと比べて突出した性能というわけではなく、むしろ控え目とも言える。が、このCityRabbitは通勤等で都市内を移動するための製品と考えれば合点が行くかもしれない。折り畳んでディスクの下に収納してしまうことも可能だ。
操作機構は体重移動ではなく、自転車のようにハンドルで前輪を傾ける方法。また、専用アプリではCityRabbitの前輪ロック機能と連携している。アプリを使ってこの機能をONにすれば、CityRabbitが盗まれてしまう事態を防止できる。
・道交法に注意
何かと使い勝手が良さそうなCityRabbitだが、日本の公道での利用は難しいだろう。入手を検討する場合は、法律面を考慮する必要がある。CityRabbitはクラウドファンディング「Kickstarter」で3000ノルウェークローネ(約3万8000円)からの出資枠を公開している。配送は今年8月から。
Kickstarter