この課題解決に向けて、南アフリカに本拠を置くGourmet Grubb社が開発したのが、昆虫から作る乳製品代替品「ENTOMILK」とアイスクリームだ。
・アメリカミズアブから作られた乳製品の代替品
ENTOMILKは、アメリカミズアブから作る乳製品の代替品。通常の乳製品よりもタンパク質が多く、赤身の肉に匹敵する。鉄や亜鉛、カルシウムなどのミネラルも多く含み、栄養価は抜群だ。
環境に優しいのも大きな特徴だ。アメリカミズアブは都市の中の小さなスペースで大規模養殖でき、エサや水もほとんど必要ないため、エネルギー生産効率に優れている。
・アイスクリームは3種類の味
そして、今回発表されたアイスクリームは、チョコレート味、クリスマススパイス味、ピーナッツバター味の3種類。生ハチミツ、ココア、有機ピーナッツバター、スパイスなどの天然成分のみをアイスクリームに使用した。
さらに、無乳糖で乳製品フリー、グルテンフリーで、上質な砂糖を使用し、添加物や保存料は含んでいない。
現在、世界では20億人が昆虫を食しているが、まだ抵抗がある人も多いとGourmet Grubb社は認識しており、昆虫を食べるということについて顧客と一緒に学んでいくべく、毎月ブログを公開していくと発表している。今後の展開がとても楽しみだ。
Gourmet Grubb