この記事の主役「Calamus One」は、見た目も中身もまさに「次世代の乗り物」といった風格で、世界中のテクノロジージャーナリストがこの製品のために筆を執っている。果たして、どのような自転車なのだろうか。
・超絶パワーとトルクが持ち味
Calamus Oneの車体を一通り見てまず気になるのが、ハンドル中央に内蔵されているディスプレイである。これはタッチパネル式で、しかもスマートフォンなどとは独立した端末になっているようだ。速度や走行距離はさることながら、正確な時刻や天気予報なども表示してくれる。それだけでも十分な記事になるポイントだが、Calamus Oneの最大の特徴は最大出力。実に750Wものパワーを誇る。トルクは160Nm。1回の充電で、最大80kmの距離をアシストできるそうだ。
その上、再充電も早い。30分のチャージで16km分の電力を確保できる。ただしこれは自転車だから、走行中に電力が切れたとしても単にアシストがなくなるだけだ。
・クラウドファンディングに出展予定
さて、そんなCalamus Oneであるが現在はクラウドファンディング「Kickstarter」での資金調達を計画している段階である。今の時点でそれが始まっている、というわけではない。しかし、製品の公式サイトは既に用意されている。ここで製品の開発状況を確認することができるから、興味のある人は一度チェックしてみてはいかがだろうか。
ただし、このCalamus Oneを日本の公道で走行させるのは極めて難しいだろう。日本の法律を考慮して開発された製品というわけではないので、そのあたりは注意が必要だ。
Calamus