・下半身装着型のデバイス
「WalkOVR」は、腰、両膝、両足首の計5点にセンサーを装着し、動きをトラッキングする歩行ツール。下半身のセンサーが複合的に機能し、モーションキャプチャー用スーツのような動きが生み出される。利用者の足や腰の動きをゲームの中に反映することができ、足踏みをするだけでVR空間での歩行が可能になる。メリットとしては、VR空間特有の「没入感」をより深く堪能できる点。スティック操作などではせっかくの没入感が阻害されてしまうこともあるが、下半身に直接装着する「WalkOVR」ならばスティックなどと比較するとよりゲームに集中できる。
また足踏みだけでVR空間での歩行が可能になるため広いスペースを必要としないですむ点もメリットのひとつ。ゲームプレイスペースの省スペース化も叶えた「WalkOVR」は、VRゲームの問題点としてあげられる課題を克服したデバイスといえるかもしれない。
・クラウドファンディングでも注目度大
「WalkOVR」は、Kickstarterでクラウドファンディングも行なっているが、開始からおよそ4時間で目標額25,000ドルの調達に成功し話題となった。さまざまな企業がVRと組み合わせる歩行ツールを開発し、しのぎを削っている中、各方面から注目を集めている製品だ。
WalkOVR