さまざまな講演やイベントが行われる中、2023年に予定している飛行タクシーサービスUber Airの エアスカイポートのコンセプトも公開。多彩なデザインとプランが話題となっている。
・名だたる建築会社・デザインスタジオによる華やかなコンペ
数社によるデザインコンペとなった今回。ダラスの建築&デザイン会社 Corganをはじめ、有名スタジオがこぞって参加した。Corganが提案するのはレストラン、小売施設、共同作業スペースなどのアメニティを備えた実用的な施設。都市の空中移動性、敷地のニーズ、開発予算の需要に応じて構築するモジュールプランだ。建築業界の老舗Beckはビル共存型のスカイポートプランを発表。ビル屋上の駐車場を改装するプランで新たに建設するのではなく、既存のインフラインストラクチャを存分に活用するというもの。建造にあたって系列グループから最大限の協力を得られるのも強み。巨大建設グル―プだからこそ成せる技だ。
・4年後に実現するのはどのアイディア?
ロサンゼルスを中心に3都市で事業を展開するMithunは巨大なスカイパークを考案。緑地や駐車場を備えた地域住民が日常的に利用できる施設を提案した。美しい景観の上空に飛行場が浮かぶ案で、乗客を空港に乗り付けた自転車やスクーターごと吊り下げ式のカルーセルで中央ロビーまで運搬してくれる。この他、国際建築スタジオとして名高いPickard Chiltonや建築技術スペシャリスト集団Arupなど、そうそうたる企業がデザインを公表。どのアイディアも精度が高く、いずれも未来の空港施設として実現するにふさわしい出来栄えだ。4年後にどのプランが採用されているのか。今からわくわくしてしまう。
Uber Elevate Summit 2019