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イスラエルのテック企業Vayyarは運転中の車内監視をレーダー40本で!プライバシーも守れる

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ドライバーの集中力切れや疲労の兆候を検知する車内監視システムは、現在カメラや赤外線カメラを使ったものが主流だ。

テルアビブを拠点とするVayyar Imagingは、車内や車外で起こっていることを立体的に把握できるレーダーシステムを開発している。

Vayyarによる40本のレーダーは車内に向けて投射され、その反射を40台の受信機で収集する。

MIMOとして知られるこの機構では、ビームの送信パターン受信パターを組み合わせることで、無数の信号が得られ、これらを並行して分析する。

・障害物を通り抜けて広範囲の分析が可能

レーダーを用いたシステム導入のメリットとしては、まず高性能ステレオカメラを用いたシステムよりもコストが抑えられることがある。

さらには、特定の座席に焦点を合わせるのではなく、車内全体の分析が可能になる。

カメラでは障害物となるようなものも、レーダーでは通り抜けることができて、例えば、毛布にくるまって寝ている乳児の呼吸を検知することも可能だ。

顔の詳細を記録するわけでないためプライバシー保護の観点からも優れているだろう。

・将来的にはLIDARのライバルに

レーダーは金属面からの反射が弱点だが、Vayyarはこれらを無効にするアルゴリズムを開発している。

同アルゴリズムは、特に車外の環境を検知する際に役立つ。規制があるため、現在は車内の監視に焦点が当てられているが、将来的にはLIDARによるシステムと競合する可能性もある。

車内で使用されているものと同じチップをドアやフロントに配置すれば100m先まで検知できるとのこと。もちろん、LIDARを使用すればより正確な分析が可能だが、悪天候ではVayyarのレーダーに分があるようだ。

すでにいくつかの企業/研究機関は同様の技術に取り組んでおり、Lunewaveの3Dプリンティングによる球面レーダーは、全方向からビームを送受信できるものだ。

また、欧州最大の応用研究機関、フラウンホーファー研究所は、センサーシステム自体で受信データを処理し、他のシステムを介さないことで命令が迅速にが下せるレーダーシステムの開発に取り組んでいる。

メルセデスベンツなど、すでに自動運転用の検知システムにレーダーを採用している自動車メーカーもあり、レーダーによるセンシング技術がどこまで進化するかが楽しみだ。

参照元:A Radar to Watch You in Your Car/IEEE Spectrum

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