アテンダントなしの自動運行を可能にする最新の安全構造になっているほか、乗車が快適なものになるようシートが改良され、また車椅子をしっかりと固定する設備も搭載している。
・38万人超が利用
EasyMileの自動運転シャトルは、車や人の通行が少ないエリアや工場の敷地といった限定された場所で2015年から運用されている。
これまでに230ものプロジェクトを展開し、38万人超が利用したという。そして、万が一の事態に備えてアテンダントが乗り込んでいたが、ここ8カ月ほどはアテンダントなしでの運行となっている。
・ビジョン機能が向上
もちろん既存の車両でも自動運転できているのだが、最新車両ではより幅広いビジョンを確保できるようセンサーのデザインに手を加え、そして天気の悪い日でも視界を確保できるなど安全性をさらに高めている。
その一方で、国際展開を視野に入れ、クッションのきいた座席にしたり、米国の障害者法に対応して車椅子を固定するアンカーポイントも搭載したりしている。
EasyMileはこの最新の15人乗りEZ10を今年さらに多くのクライアントに紹介し、2020年からは交通量がややあるところでの展開も開始することにしている。
EasyMile
(文・Mizoguchi)