センサーやAIなど先端技術をフル活用して、予期せず出現したものを即座に回避できる能力を持たせるなど安全性を高めている。数カ月以内に運用を開始する見込みだ。
・ローター6つ搭載
ラスベガスで開催した機械学習やロボティクスなどの会議re:MARSカンファレンスで発表した。
新ドローンはおおよそドローンにはみえない。6つのローターを搭載し、その周りをシュラウドで囲っている。このシュラウドは翼のような役割も果たすという。
アマゾンいわく、ヘリのように垂直に離発着できる一方で、航空力学的に飛行機のような効率飛行を可能にしていて、「いいとこどりをしている」とのこと。
・周囲の環境を認識
自動航行による配達という利用法を想定しているだけあって安全性の確保にかなり力を入れているのも新ドローンの特徴だ。
具体的には、コンピュータービジョンやサーマルセンサー、超音波センサーなどを使って周囲の環境を認識し、鳥などの飛行物体や電線もとらえることができる。
また、予期しなかったものを認識したとき、どうしたらいいのかをAIがその場で判断して安全性を確保する。
このドローンは24キロのレンジで飛行でき、重さ2.3キロのものまで運搬可能。ドローンを積極活用することでアマゾンは配達による二酸化炭素の排出量を2030年までに半減させることを目指している。
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