エアレスにすることでパンクすることがなくなるため廃棄タイヤの数を抑制できるという環境への貢献に加えて、メンテナンスが容易になるというメリットがある。
・空気圧チェック不要
Uptis(Unique Puncture-Proof Tire System)と名付けられたこのエアレスソリューションは、名称にある通りパンクのリスクをなくすことに主眼を置いて開発された。エアレスなので空気圧チェックをする必要がなくなり、高速走行中のパンクの懸念からも解放される。
今後はドライバーレスの自動運転車が増えてくることが見込まれ、そうした車両のメンテナンスにも大きく貢献しそうだ。
・廃棄本数を抑制
また、パンクすることがなくなればタイヤをより長く使用できる。Michelinによると、毎年2億本ものタイヤがスクラップ廃棄されていて、エアレスにすることで廃棄本数を大幅に削減できるとのこと。限りある資源を大事に使うという観点から、持続可能な技術といえる。
この新タイヤの試験は、GMのシボレーに装着して今年後半に始まることになっている。
Michelin
(文・Mizoguchi)