そうした睡眠の悩みを解決するのに役立ちそうなガジェットとアプリのセット「SleepRate」が登場した。専用の心拍モニターをつけるとアプリで睡眠の質などを分析し、安眠につながるようなアドバイスをしてくれるというものだ。
SleepRateはスタンフォード大学医学部の睡眠クリニックが開発した分析アルゴリズムを活用している。心拍をモニターするガジェットを胸に巻き付けて寝ると、ユーザーの睡眠についての情報(入眠時刻やトータルの睡眠時間、ストレスレベル、覚醒、いびきなど)を少なくとも5日分集めたうえで、どうやったらスムーズに入眠でき、より質の高い睡眠をとることができるかという改善計画を提示してくれる。
医師でもあるSleepRateの創設者は「精神心理学的、または環境的な要因が睡眠障害の85%を占める」と指摘したうえで、「SleepRateはそうした要因を排除するためのツール」と説明する。
米国では多くの人が睡眠について何らかのトラブルを抱えながらも、治療を受けている人は2%にすぎないのだという。一方で、睡眠導入剤などの処方薬には習慣性や副作用などの問題もある。そうしたことから、SleepRateは睡眠の悩みを抱えている人が自宅で気軽に問題改善に取り組めるようにと開発された。心拍モニターは99ドル。アプリはiPhone(4S以降)とiPadに対応している。
SleepRate