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カナダ・トロント交通局が電気バスを導入、2020年までにまずは60台

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カナダのトロント交通局(TTC)はこのほど、初の完全電気バスを導入した。2020年第1四半期までに計60台の電気バスを運用する予定で、実現すれば北米で最大の電気バスを活用した公共交通ネットワークとなる。

3日から運用が始まり、車体に「ElectricBus」と大きく書かれたバスが街を走りながら市民に広く“グリーンな取り組み”をアピールする。

・原子力発電の電気使用


TTCはトロントとその近郊でバスや地下鉄、路面電車などによる公共交通サービスを展開している。

今回導入したのはNew Flyerが製造したバスで、電気は原子力発電によるものを使い、完全ゼロエミッション。TTCは今後、順次電気バスを導入していくことにしている。

・2040年まで完全電動化


当面は2020年第1四半期までに計60台の電気バスを導入する計画だが、長期的には2040年までに完全エミッションフリーとすることを目標に掲げている。

これは、トロント市の2050年までに温室効果ガスを80%削減するという計画に沿ったもの。トロント市のエミッションの3分の1が車両から排出されているとのことで、TTCの取り組みは目標達成に向け大きく貢献することになる。

TTCは今後、New Flyerに加えてProterraやBYD Canadaからも電気バスを調達する計画だ。

TTC/Twitter

(文・Mizoguchi)

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