そうしたグリーンな取り組みをさらに進めようと、同社はポートランドの電力会社の協力を得てEVのドライバーが無料で車両を充電できるようにすると発表した。
・ドライバーの負担減
個人がそれぞれに車を所有するよりシェアリングを進めることで二酸化炭素の排出を抑制でき地球に優しいとLyftは従来からうたっているが、ハイブリッドとEVの車両を増やすことでその意義をさらに高めている。
ただ、実際にはその数はまだ少ない。一つにはEVの価格がまだ高いからだ。少しでもドライバーの負担を減らそうというのが今回の充電無償化の取り組みで、ドライバーは7月1日からヒルズボロ駅などオレゴン市のいくつかのロケーションに設置されたステーションで無料で充電できるようになる。
・消費者の意識啓発も
充電を無償化するからといって、急激にEVドライバーが増えるわけではないだろう。しかし、環境問題が深刻になりつつあるいま、こうした取り組みが社会へのアピールになるのは確かだ。
ガソリン車の利用と価格差がないGreen Modeの提供はまさに消費者の意識啓発にもつながるものだ。
最近ではさまざまなメーカーからEVが発売され、価格抑えめのものも出てきている。配車サービスを利用したらEVだった、というのが将来は当たり前になるのかもしれない。
(文・Mizoguchi)
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