利用した客の評価は5段階で4.97と非常に高く、客の92%は「自動運転タクシーは安全だ」と感じているという。
・14回乗車の客も
Lyftは現在、車両30台でサービスを展開していて、この手の商業展開としては米国で最大規模となる。
同社は昨年8月に乗車5000回を達成したことを明らかにしていて、1年で5万回というのは8月以降、加速度的に利用が増えたことを意味する。Lyftによると、中には14回乗車した人もいるという。
・客の反応に手応え
乗客のフィードバック分析では、乗客の95%が自動運転車の利用は初めてで、にもかかわらず92%が「かなり安全」と感じたとのこと。
車両には緊急事態に備えてセーフティドライバーが乗り込んでいるが、どれくらいドライバーの出番があったのかは明らかにされていない。少なくとも事故などは報告されておらず、まず堅調な滑り出しといえるだろう。
もちろん乗車5万回というのは、Lyftが従来展開しているドライバーによる配車サービスには遠く及ばない。5万という数字を365で割ると1日あたり137回の利用となる。それをさらに車両台数で割ると1日あたり1台の乗車は4.6回だ。
新しい技術を活用した新サービスだけに最初にハードルがあるのは当然で、フィードバックにある通り「安全だ」と感じているのなら、自動運転タクシーが社会に馴染むのは時間の問題といえそうだ。
Lyft
(文・Mizoguchi)