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Start Up 空飛ぶクルマに革命!? 水素燃料電池で飛ぶ「Skai」は航続距離640キロ

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空飛ぶクルマに革命!? 水素燃料電池で飛ぶ「Skai」は航続距離640キロ

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滑走路不要、そして電気で動く垂直離着陸機(eVTOL)の開発に各社がしのぎを削る中、このほど米国のスタートアップから新手の空飛ぶクルマが現れた。

なんと、水素燃料電池で動くというもので、開発元のAlaka’i Technologiesが5人乗りのeVTOL「Skai」のプロトタイプを発表した。すでに米連邦航空局(FAA)の認可取得のプロセスに入っているという。

・高エネルギー密度


米マサチューセッツ拠点のAlaka’i Technologiesの突然の出現に加え、驚きはなんといってもSkaiが水素燃料電池で動くという点だろう。多くの企業が開発を手がける空飛ぶクルマはリチウム電池を採用している。

Skaiがあえて水素燃料電池を採用したのは、エネルギー密度がリチウム電池の10倍と高いからだ。これにより航続距離は640キロとこの手のものにしては長く、また水素燃料電池はガソリンのように燃料補給も素早く行えるというメリットもある。

水素燃料電池の場合、水素ステーションを整備する必要があるが、車と違って航空の場合はあちこちに設置する必要はないので管理しやすいようだ。

・2020年までに認可?


Skaiは6つのローターを搭載し、パイロットを含め5人乗り。当面はパイロットが乗り込んで操縦するが、ゆくゆくは自動航行に移行することを見据えている。

商業展開に向けて、SkaiはすでにFAAの審査を受けている。Alaka’i TechnologiesのCEO、Steve Hanvey氏は「機体は極めてシンプルで、2020年末までに認可されるのでは」との考えを明らかにしている。

どのようなスタイルでのサービスを展開するのかはまだ見えていないが、航空分野に一石を投じる存在になるのは間違いなさそうだ。

Skai

(文・Mizoguchi)

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