それによると、日本の4Gカバー率は96.3%で世界2位につけた一方で、レイテンシは47.2msで33位だった。
・DLスピード日本は10位
世界87カ国を対象に実施したこの調査で、全体的に最も進んだモバイル使用環境なのは韓国のようだ。韓国は4Gカバー率が97.5%と1位だった。そしてダウンロードスピードは52.4Mbpsと唯一50 Mbpsを超えた国となった。
ちなみにダウンロードスピードの2位はノルウェーの48.2Mbps、3位はカナダの42.5Mbpsで、日本は33Mbpsで10位。87カ国の平均は17.6 Mbpsだった。
・ビデオ閲覧は欧州が上位
モバイルで動画を観る人は増えているが、容量やレイテンシなどをもとにビデオ閲覧体験の快適さをポイント化したチャートでは、1位がノルウェー、2位がハンガリーと欧州勢が軒並み上位を占めた。日本は18位だった。
欧州勢が上位を占めたと言っても、主要先進国であるフランスやドイツなどは20位以内に入っていない。
また、テック業界をひっぱる米国も4Gカバー率が5位だった以外は、ビデオ閲覧体験の快適さは58位、ダウンロードスピードは30位と目立っていいわけではないのは多くの人にとって意外に映るだろう。
いくつかの国ではすでに5Gネットワークが導入されているが、本格化するのはこれから。今後、モバイル環境を示すこうしたデータがどのように変わってくるのか、注目が集まる。
Opensignal
(文・Mizoguchi)