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Honda eのサイドミラーはカメラ! 空気抵抗90%減、安全性も向上

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Techableでは先日、ホンダの初の量産電気自動車「Honda e」の欧州での予約が好調であることを紹介した。そのHonda e、ドイツ、フランス、ノルウェー、英国の4カ国でプレオーダーをすでに受け付けているものの、Honda eの詳細は明らかになっていなかった。

しかしこのほど、消費者に先端テクノロジー搭載を大きくアピールする発表があった。サイドミラーがなくなり、代わりに小型カメラを設置してカメラの映像が車内に設置されたスクリーンに表示されるという「サイドカメラミラーシステム」だ。

・目視より死角少なく


つまり鏡ごしではなく、カメラのライブ映像を通じて周囲を確認することになる。カメラは「ノーマルビュー」か「ワイドビュー」に設定でき、映像は車内のダッシュボード両サイドに設置される6インチのスクリーンに表示される。

ミラーでできていたことをあえてカメラにするのはもちろんメリットがあるからだ。

まず、安全性の向上。サイドミラーには死角があるのはドライバーなら知っているだろうが、カメラは通常のミラーよりも死角が少ない。ホンダによると、ノーマルビューだと10%、ワイドビューでは50%も従来のサイドミラーより死角が少なくなる。

また、レンズの表面は水滴がつきにくいようにコーティングされている。曇りなど天気が悪いときや夜間でも視野を確保できるようにもなっているとのこと。

・空気抵抗90%減


安全性以外では、空気抵抗の低減も大きなポイントだ。写真をみてもらえばわかるかと思うが、カメラはドアのハンドルのような形状で、風をもろに受ける従来のサイドミラーより空気抵抗は90%も少ない。車全体の空気抵抗としては3.8%改善する。

これはバッテリー効率のアップに貢献する。ちなみにHonda eの航続距離は201キロとなっている。

先行して予約受付が始まっている4カ国では受付開始わずか1日で2万5000件の予約が入るなど好調で、今回のカメラミラーシステムの発表でますます注目を集めることになりそうだ。

Honda

(文・Mizoguchi)

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