ところが、自分たちの開発した製品の用途を聞かれて「何でもいい」と返事をする妙な団体が登場した。スウェーデンの「Shortcut Labs」が作ったスマートボタン「Flic 2」である。もっとも、Flicという製品は日本でも知られているが、今回はより強力かつ有能なデバイスとして進化した。
・全てのアプリと連携可能!
電話をかける、メールを見る、照明をつける、音楽をかける。それらの動作を、ひとつひとつのFlicに割り当てればワンプッシュでの操作が可能になる。そこまでは前作でもできたことだが、今作はAndroid、iOS、Windows等で扱えるアプリやツール全てと連携が可能とのこと。スマホ、タブレット、PCだけでなく、MIDIとの接続もできる。
1回押し、2回押し、長押しで動作の区別ができる点も引き継がれている。また、前作は所有者のスマホが近くになければ作動しないという欠点があった。それを補うため、今回は「Flic Hub LR」を開発。名前の通りこれはハブステーションだが、Apple HomeKitの認証を得ているようだ。
・バッテリー持続時間が倍に
製品自体の性能も向上している。前作のバッテリー持続時間は1年半だったが、今作のそれは3年。Bluetooth接続距離も最大100mから200mに倍増している。Flicが欠点を改善し、本当のスマートホーム製品を目指した点は特筆に値する。そんなFlic 2だが、現在はクラウドファンディングKickstarterで1個25ドル(約2700円)からの出資枠を公開している。配送は今年9月から。
Kickstarter