クラウドファンディング「Indiegogo」に登場した「Zero」は、これ以上ないであろう極小サイズの翻訳機である。寸法は4cm×1.5cm×7mmと、誤植を疑ってしまうかのような数字だ。しかしその性能は、既存の翻訳機に勝るとも劣らない。
・文字起こしも自動で
Zeroには4つのマイクが内蔵されている。これはノイズキャンセリング機能も搭載されていて、最大4人の同時会話を認識することができる仕組みだ。Zero単体で稼働するというものではなく、専用アプリをインストールしたスマートフォンにこれを設置する。翻訳機というよりは、翻訳アプリの付属品と表現するべきなのかもしれない。対応言語は84言語。Zeroを装着して即座にアプリが立ち上がるようになっている。
この製品はジャーナリストに向けた側面もあるようで、「インタビューモード」を使えば会話が自動的に文字起こしされていく。対応言語だけで見ればGoogle翻訳よりも少ないが、それを補って余りある機能が用意されているようだ。
・プラグ別に2種類用意
小さい分だけ、価格も安い。ZeroはIndiegogoで39ドル(約4270円)からの出資枠を公開していた。だが、こちらの枠は既に締め切り。現在は59ドル(約6460円)の枠が用意されている。Apple製品向けLightning、Android端末向けUSB-Cプラグの2種類があり、配送は今年10月に行われる予定だ。
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