同社はこのほど、電動タイプを含む3種のキックスクーターを9月に発売すると発表した。しっかりとBMWのロゴが入っていて、スーツ姿で乗ると格好良さそうだ。
・洗練されたデザイン
キックスクーターというと、ひと昔前は「子供の乗り物」的なイメージがあった。しかし、燃料を使わず、細い道やちょっとした距離にも使える手軽さから、今ではすっかりマイクロモビリティの代表格となった。海外の都市部ではシェアリングサービスがすっかり浸透している。そのキックスクーター、より洗練されたデザインのものが欲しい、という人にぴったりなのが今回発表されたBMWのスクーターだろう。電動モデル「E-Scooter」、電動でないモデル「City Scooter」、それから子供向けのモデルの3種が展開される。
・折りたたみ可
E-ScooterとCity Scooterはシンプルデザインでカラーはマットブラックと、かなり“オトナ向け”の雰囲気が漂い、BMWのロゴが存在感を放つ。どちらも折りたためるので通勤に使ってオフィスに持ち込むというのもありだ。E-Scooterはフル充電すると12キロの走行が可能で、最大スピードは時速20キロ。他のメーカーのものに比べるとやや控えめな印象だが、駅から職場まで乗る、という場合には十分だろう。
一方の子供向けモデルはスクーターというより三輪車のデザイン。座り台があり、BMWは「3才くらいから乗れる」としている。体が十分大きくなったら座り台を取り外し、ハンドルの高さも調整してスクーターとして乗ることができる仕組みだ。
気になる価格はというと、E-Scooterが799ユーロ(約9万8000円)、City Scooterは200ユーロ(約2万5000円)、子供向けモデルが120ユーロ(約1万5000円)。発売は9月で、一部のBMWディーラーでのみの取り扱いとなる。
BMW
(文・Mizoguchi)