ファーウェイ(中国語表記:華為技術、英語表記:HUAWEI)は、8月31日から9月2日まで開催した同社創業以来最大の規模となるカンファレンス「HUAWEI CONNECT 2016」(中国・上海)において、同社のIoTにおける戦略とアプリケーション、イノベーションの成果を披露しました。
ファーウェイ プロダクト&ソリューション グループ マーケティング&ソリューション・セールス部門 バイス・プレジデントの蒋旺成(ジャン・ワンチェン)は次のように述べています。「NB-IoT技術はIoTのさまざまなアプリケーションをサポートするうえで、独自の優位性を有しています。ファーウェイは、通信事業者各社がNB-IoTの商用利用と産業チェーンの成熟化を加速する支援をすべく、3GPPの通信規格に準じた世界初の商用チップ『Boudica』をリリースします。システム・オン・チップ(SoC)である『Boudica』は、高インテグレーション、超低消費電力を特長としています。また、ファーウェイのIoT向けOS『LiteOS』に対応し、開発者による迅速な開発を可能とします」
ファーウェイはこれまでに、NB-IoT技術をさまざまな垂直産業で活用する試みを進めており、2015年にはボーダフォン、ドイツ・テレコム、チャイナ・ユニコム(中国聯合通信)、エティサラートなどの世界をリードする通信事業者と協力し、スマート・メーター、スマート・パーキングなどのテストやデモンストレーションを実施しています。
また中国・深圳では、チャイナ・テレコム(中国電信)、深圳水務集団とともに、中国国内で初めてNB-IoT技術をスマート・メーターに活用する取り組みとして、水道メーターの読み取りに関するフィールド試験を実施しました。大規模な商用展開は2017年となる見込みです。深圳水務集団 副部長 周黎明(ジョウ・リミン)氏は、次のように述べています。「NB-IoT技術を活用したフィールド試験では、大量接続、広範囲のカバレッジ、きわめて長い電池寿命が確認されています。これにより、当社はインテリジェントな水道情報システムを構築し、水道の供給能力とサービス・レベルを向上することが可能となります。スマート・メーター分野でNB-IoT技術の活用に成功したことは、中国が進める『互聯網+(インターネットプラス)』戦略と深圳市のスマート・シティ構築において大きな前進となります」
ファーウェイはまた、山東省・濰坊(いほう)市に本社を置くLED照明メーカー 中微光電子(AOD)と、スマート街灯プロジェクトで協力していきます。中微光電子は、ファーウェイのNB-IoT技術を活用し、スマート・シティ化への一歩として街灯のスマート化を進める予定です。同社CEOの陸弘亮(ル・ホンリャン)氏は、「信頼性、安全性に優れたネットワーク・インフラを実現するNB-IoT技術により、よりつながったスマート・シティに不可欠なIoTの活用が可能となります」と述べています。
ファーウェイは今後も、IoT産業の発展とIoTエコシステムの構築を推進していきます。
「HUAWEI CONNECT 2016」の詳細は、以下の特設サイト(英語)をご覧ください。
http://www.huawei.com/minisite/huaweiconnect2016
※本参考資料は2016年9月1日(現地時間)に中国・上海で発表されたプレスリリースの翻訳版です。
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