銘柄を見ずに飲むブラインドテイスティングで集められた先入観のない16万件の感想データから、200銘柄を超える日本酒のリアルな味わい表現を導き出し、ユーザー目線で好みに合ったお酒を提案。
株式会社FARM8(新潟県長岡市/代表取締役 樺沢敦)は、自社グループで展開する日本酒定期便サービス「SAKEPOST」において、ユーザーが飲んだ感想を投票してグラフ化する「みんなの味わいデータ」機能を通じて、これまでに出荷した200銘柄以上のお酒に対して16万件を超える感想データが集まりました。このリアルな味わいデータベースを基に、好みに合ったお酒選びをサポートする新機能「みんなの味わいナビ」を開発し、2024年10月1日より展開いたします。
SAKEPOSTサービス概要
2021年11月にサービスをスタートしたポストに届く日本酒定期便サービスです。
全国90蔵以上の酒蔵と提携し、小容量の飲みきりサイズ100mlのオリジナルパウチに地酒と呼ばれる地域で愛され全国流通の少ないお酒が入り飲み比べできるよう3銘柄(プランによっては6銘柄)の日本酒が毎月ポストに届きます。届いたパウチ日本酒は、裏面情報には日本酒自体の基本情報のみが記載されているのみで、銘柄や酒蔵の情報は一切記載がありません。
先入観なくお酒の味を味わってもらい、パウチ裏面にあるQRコードからお酒の銘柄や酒蔵の情報が記載されたページにアクセスすることができます。
https://sakepost.jp
飲んだユーザーの感想が集まる仕組み
SAKEPOSTの特徴として、QRコードから銘柄を確認するだけでなく、同じ銘柄を飲んだ人たちと感想をグラフで共有する「みんなの味わいデータ」機能があり、飲んだ人は誰でもこの質問に投票することができます。
たとえば飲んだお酒に対して、自分の感想はこうだけど、他のみんなはどう思っている?など、お酒のイメージがグラフになってみんなの感想が見えるので初心者の人も安心してお酒の知識を向上していくことができます。
質問の内容質問の内容は、「最初の香りの印象は?」「一口目に感じた味わいは?」など、日本酒を飲んだ第一印象を4択で回答することで、このお酒を飲んだユーザー同士の感想が共有されていきます。
質問は、1つの銘柄につき4−5問で設定されており、酒蔵から聞きたい内容などをアンケートにすることなどもあります。
新機能「みんなの味わいナビ」とは
2021年11月のスタートから累計で16万件以上投票され、200銘柄以上の日本酒のユーザー目線での味わいデータが集まりました。
このデータベースをもとに、200銘柄を超える日本酒すべてのユーザー投票を照らし合わせ、この銘柄と香りや味わいが似ているお酒はどれかなど、銘柄同士の類似性を関連づけて、自分が気に入った銘柄に近い味わいのお酒をスマホ上で見つけることができるようになります。
銘柄情報の下に「このお酒に似た銘柄を探す」ボタンを設置
香りや味わいが近いとユーザーが感じたお酒の一覧が表示
SAKEPOSTは、銘柄を見ずに行うブラインドテイスティングによる先入観のない飲み方で日本酒と向き合う方も多く、純粋に感じた味わいだけのリアルなデータが蓄積されており、その膨大なデータベースを活用して、日本酒の味わいをよりユーザーの感覚に近い形で表現し、ユーザーが自分にぴったりの日本酒を簡単に見つけられるようサポートします。
日本酒一覧ページの新設
これまでにユーザー発送した銘柄が一覧で見ることができるページも新設しました。
https://sakepost.jp/sake
銘柄から似ているお酒を探すのではなく、味わいや香りのほか、特定名称酒や酒蔵の都道府県などからも検索して、自分好みの銘柄を見つけることが可能となります。
ユーザーから酒蔵へのメッセージも10,000件以上。
そして、とても人気が高いコンテンツが、飲んだユーザーの声が直接酒蔵の蔵人に届く「酒蔵へPOST」機能です。
この機能は定期便登録しているユーザーしか使うことができない限定メニューとなりますが、飲んだ感想を文章として酒蔵への感謝を伝えたり、どんなおつまみと相性良かったか、これまで飲んだことがない味わいだったなど、さまざまな声が届きます。
さらに言葉としてコメントしづらい場合はスタンプ機能を使って酒蔵に想いを伝えることも可能です。
酒蔵は受け取ったメッセージに対して1往復だけコメントを返すことができ、ユーザーと蔵人が日本酒を通じてつながるプラットフォームになっています。
SAKEPOSTサービススタートしてから累計10,000件以上のユーザーメッセージが酒蔵に届いており、酒蔵からもユーザーからの直接の声が届くということで喜びの声をいただいています。
ユーザーの感想やメッセージは集計して紙のレポートとして酒蔵に無償提供
ユーザーから集まった感想グラフやメッセージは、集計して紙に印刷して酒蔵にフィードバックとしてお届けしています。
メーカーである酒蔵が消費者の声を直接聞く機会は少ないため、日々の仕事の励みや酒造りのヒントになれたら、ユーザーと酒蔵をつなぐプラットフォームの役割が果たせるのではないかと思い、サービス当初から全ての酒蔵にお戻しするよう続けています。(2024年10月現在)
※ 以下は、酒蔵にフィードバックしているユーザーコメントレポートの一部抜粋したものです。
【銘柄ごとのアンケート集計】毎回ユーザーに4−5問の質問に回答していただき、お酒の味や香りの感じ方、相性の良い料理、温度帯など、さまざまな回答を集計して、ユーザーがもつこの銘柄のイメージをグラフ化したものを酒蔵にお届けします。
【ユーザーからのコメント】酒蔵へPOST機能を使って届いたユーザーのコメントを、居住地と年齢、性別などわかる範囲で集計し、自分達が醸したこのお酒をどんな方がどのような感情で楽しんでくれたか、お酒を飲むシーンまで見える形で蔵人に想像してもらえるようなコメントが多数届き、パソコンやメールに慣れていない蔵人でも回覧して見ることができる紙媒体として酒蔵にお届けしています。
日本酒の多様性と出会いを楽しむプラットフォーム
30年前に比べて日本酒を楽しむ方が減っていると言われています。たしかに大量にお酒を飲む人は減ったかもしれませんが、少量飲み比べを通じて酒蔵の個性や地元で愛される理由、酒蔵の立地と環境による味わいの変化、作る蔵人等の個性など、さまざまな多様性と出会いを楽しむ人が増えているように感じます。
ブランド化した人気銘柄だけが求められるのではなく、名もなき小さな酒蔵の地元で愛される地酒にもファンがつくような仕組みをつくるため、SAKEPOSTは銘柄の先入観ではなく、ランダムに出会った酒と自分の感性にピントが合った時に、少し酒蔵に近づけるようなプラットフォームとしてさらに発展していきます。
SAKEPOST公式WEBサイト【 https://sakepost.jp 】
企画・運営株式会社FARM8
本社:新潟県長岡市
代表取締役:樺沢 敦
設立:2015年2月
URL : https://farm8.jp
※酒類販売は関連会社の株式会社FERMENT8にて実施
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