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GROUND、トラスコ中山より5億円の資金調達

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- 物流DXを牽引する次世代型物流施設の構築を目指して -

日本のLogiTech(R)※1をリードするGROUND株式会社(本社:東京都江東区、代表取締役 CEO:宮田 啓友、以下「GROUND」)は、さらなる事業拡大とEコマース※2(以下、EC)・物流業界における新しい価値創出を目的に、トラスコ中山株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:中山 哲也、以下「トラスコ中山」)と資本業務提携を締結し、2021年6月末までに同社へ第三者割当有償増資を行うことにより、シリーズCラウンドとして総額5億円の資金調達を実施する予定です。

■ 当資金調達ラウンドにおける資金調達の目的

本ラウンドの資金調達は、GROUNDが推進する以下のコア事業の拡大と加速、そして、トラスコ中山が掲げる新たな事業戦略である流通プラットフォーム「トラスコプラットフォーム」の構築支援を目的としています。

1. 次世代型物流施設の研究・企画・開発
2. AIによる物流データ整備およびAI物流ソフトウェア標準化モデルの研究・開発・提供
3. AIおよびロボットなど、先端テクノロジーを活用したソリューションにおける営業・販売体制の強化

また、事業拡大に向けた人材の積極採用や育成、物流領域における新しいテクノロジーのリサーチや開発体制の強化にも取り組み、包括的な企業価値向上に努めます。

<GROUND 代表取締役 CEO 宮田 啓友のコメント>

GROUNDは「すべての人にとって永久に持続可能な物流の未来へ」をVisionに掲げており、我々はこれをAIやロボットなどの先端テクノロジーを活用した物流ソリューションを企画・開発・提供することにより実現したいと考えています。
トラスコ中山様とは2018年に国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構の助成事業「AIシステム共同開発支援事業※3」の共同実証実験にはじまり、弊社が提供するロボットソリューションを導入いただくなど、長期的なパートナーシップの下、さまざまな先進的な取り組みをしてきました。
今回、弊社の事業やソリューションを高く評価いただき、資金調達を実施できたことを大変光栄に思っています。今後は、さらなる事業拡大に取り組むとともに、トラスコ中山様の流通プラットフォーム構築へ寄与し、両社の企業価値向上を目指します。

<トラスコ中山 代表取締役社長 中山 哲也氏のコメント>

当社はお客様の利便性向上を図るため、これまで物流・デジタルなど投資を行ってまいりました。
GROUND様とは当社の物流センター「プラネット埼玉」での物流機器導入など、1つのお取引先様としてお取組を進めておりましたが、当社のあるべき姿を実現するにあたり、最新鋭の物流・ITソリューションは今後必要不可欠です。今後さらなる発展を見据え、当社のビジネスや物流における理解が深く、ロボットやAI物流ソフトウェアをはじめ、先端のソリューションの企画・提供で庫内の全体最適を図る能力を兼ね備えた同社との戦略的パートナーシップを締結すべく、資本業務提携を行う運びとなりました。
最先端のテクノロジーを導入し、庫内の最適化に取り組んでまいります。

■ EC・物流業界を取り巻く環境

EC市場の急速な成長により、この10年で世界の流通モデルは変化しました。消費者ニーズの高度化や多様化、配送短期化、人件費や運送費の高騰、物流施設管理者においては膨大な在庫管理や複数リソースの稼働管理など、流通・物流を取り巻く環境は厳しさを増し、ロボットやAIといった新しいテクノロジーやデータの活用に大きな期待が寄せられています。

また、少子高齢化の加速に伴い、2010年から2060年までの50年間における生産年齢人口の半減※4が大きな社会課題の一つとなっていること、そして新型コロナウイルス感染症の感染拡大に伴う緊急事態宣言や外出自粛要請により、社会インフラとしてECや物流への需要が拡大し、その持続可能なあり方が問われるようになりました。 こういった背景を受け、今後、物流倉庫内の最適化に向けたニーズがさらに高まることが予想されます。

<参考資料>

2019年
「トラスコ中山で最新鋭の機能を搭載した物流ロボット『Butler(バトラー)』を本格稼働」
※専用ラック(MSU)を複数配列させることにより保管効率を大幅に改善することが可能なシステム(『n-deep』※5)を採用し、世界初となる運用で実稼働
https://groundinc.co.jp/blog/2019/10/01/release-20191001/

2018年
「NEDOの助成事業“AIシステム共同開発支援事業”に採択され、GROUNDが自社開発するAI物流ソフトウェア『DyAS(ディアス)』をトラスコ中山と共に物流現場での実証実験へ」
https://groundinc.co.jp/blog/2018/07/12/release_20180712/


※1:『LogiTech(R)』、『Intelligent Logistics(R)』は、GROUND株式会社の登録商標または商標です。
※2:電子商取引。
※3:業会社と連携してAIシステム開発・実証を行うベンチャー企業を支援する助成事業。
※4:出典 国立社会保障・人口問題研究所「人口統計資料集2016」
※5:専用の可搬式棚(MSU)を複数配列運用するための機能。

■ GROUND株式会社について
GROUNDは、“Intelligent Logistics(R)”の実現を目指して、物流領域における世界の最先端テクノロジー(LogiTech(R))に基づく革新的ソリューションの提供を行う企業です。代表の宮田をはじめとするGROUNDメンバーは、ロジスティクス、サプライチェーンだけでなく、データサイエンスやマーケティングにおいても豊富な経験を持ち、国内外の最新のテクノロジーに関して幅広い知識やネットワークを有しています。これらを背景に、日々高度化・複雑化する物流オペレーションに対して、需要と供給のバランスを考慮する最適なハードウェア及びソフトウェアで構成されたソリューションを提供しています。

社名: GROUND株式会社
事業概要: テクノロジーを活用した物流ソリューションの提供
設立: 2015年4月
所在地: 東京都江東区青海二丁目7-4 the SOHO 3F
代表者: 代表取締役 宮田 啓友
資本金: 11億円(2020年7月末)
URL: https://groundinc.co.jp

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