マックスプランク研究所の研究者チームは、人工知能を使用し眼球運動から人の性格や特性について分類するソフトウェアシステムを開発。人の眼球運動から神経症状、個人の性格の傾向、好奇心といったものを分析することが可能になるという。
・人工知能が人の性格を分析
今回の研究では、心理学者が性格を特徴づける際に使用する4つの特徴を利用し、システムを構築。4つの特徴を人工知能に学ばせ被験者の性格や好奇心の程度を分析したという。研究チームの一人、Andreas Bulling氏は「現時点ではまだ十分正確ではありませんが、将来的にはシステムの信頼性がより高まるはず」とポジティブな見解を示している。
・ロボット開発や治療にも
今回の技術は、ロボットの行動をより人間的にするための訓練などに活用することも期待されており、人間のような自然な振る舞いを効率よくロボットに学習させることも可能になるとみられている。さらに、自閉症といったノンバーバル・コミュニケーションを苦手とする障害を持つ人々にとっても有益に働く可能性があるとういう。
マックスプランク研究所