開発者自身、7歳の頃から紙飛行機で遊び、イスラエル空軍で15年間、運送用飛行機のパイロットをしていたという。子どもから大人まで、たくさんの人と楽しさを一緒に分かち合いたいという思いから開発に着手。「PowerUp 3.0」のモジュール部分は、衝撃に強いカーボンファイバーなどで構成されていて、これに手作りの紙飛行機を下から装着し、クリップで固定して使用する。とにかく軽量なのが特徴で、リチウムポリマー電池を搭載した配電盤部分はわずか3グラム、全重量でも8グラムという軽さ。
この「PowerUp 3.0」には、省電力のBluetooth Smart通信機能があり、これを使ってスマートフォンと通信する。専用アプリによって、高精度のかじを操作し、飛行機を右折、左折させたり、タッチスクリーン上で推進レバーをスライドさせて、速度や高度を調整したりできる。「PowerUp 3.0」を装着した紙飛行機は、なんと約55メートル、10分間も飛翔させることが可能だという。
2013年に開催されたNew York Toy Fairで、“Best of Toyfair”賞を受賞した「PowerUp 3.0」は、現在資金調達プラットフォームKickstarterでキャンペーンを開催しており、すでに55万ドル以上の投資資金を集めている。今のところ、iOSのみに対応済みだが、Androidにも順次対応していく予定だ。
PowerUp 3.0