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盲目の人でも見えるように!? “スマート眼鏡”をオクスフォード大が開発中

Assisted Vision眼鏡というと、近眼や遠視を矯正するためのツールというのが大方の共通認識だろう。しかし、英オクスフォード大学が現在研究・開発を進めているのが、視力を失った人が見えるようになるための視力改善眼鏡「Assisted Vision」だ。有機発光ダイオード(OLED)を使ったディスプレーやカメラを搭載し、色や距離感を識別できるようになる。2014年末に商品化される見込みという。

研究チームは盲目の人の75%が光を感知できるという点に着目した。「Assisted Vision」は2つのカメラ、ジャイロスコープ、コンパス、GPSを搭載していて、それらからのデータがセンサーに集められる。そのデータから、センサーはユーザーの10センチ以内のものの動きや方向などをとらえることができる。情報はさらに携帯型プロセッサーに送られ、イメージ処理されて眼鏡のディスプレーに表示される仕組みだ。

ディスプレーに有機発光ダイオードを使うことで、ユーザーは色の違いや強弱を識別できるのだという。また“見た”物が動いているのか、静止しているのかも分かるようになる。Assisted Visionにはヘッドフォンや、テキストを音声化するソフトウェアもついていて、それらを活用すると道案内や路線バスの系統(番号)を認識できるようになるという。

研究チームによると、この眼鏡は白内障や、黄斑変性、糖尿病網膜症などを患っている人に特に有効で、使用するにあたっては特殊な訓練などは必要ない。眼鏡の外観は通常のものとさほど違いはないという。テクノロジーの力で失った視力を取り戻せるのなら、これほど有用な用途はないだろう。

Assisted Vision

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9月23日 | Tech