iOS向けアプリ「MedSnap ID」があれば、そんな悩みを解消してくれそうだ。「MedSnap ID」は、その薬の写真を撮るだけで、何の薬か特定し、患者が正確に薬の摂取をする手助けをしてくれるツール。ユーザーは、「MedSnap ID」の専用“撮影用ケース”に調べたい薬を置き、スマートフォンでその画像を撮影する。するとアプリがすぐに画像を元にデータベースを参照し、データ照合でマッチした薬を特定して、薬の名称、使用法、適量、重要な情報などを示してくれる。しかも、1度に何種類もの薬を置いても、きちんとそれぞれの薬を認識してデータ照合できるので便利。
患者としては、自分が飲むべき正しい処方薬を間違わずに選んだり、薬の効果や飲み方などを改めて参照したりできるようになるほか、医者など医療従事者たちは、薬の判別を手早くおこなえるようになり、在庫薬の中でラベルがされていない薬があった場合など、薬の種類を特定するために活用することができそうだ。
このアプリを使用する際に、インターネットへアクセスする必要はないため、病院外など遠方にいるとき、屋外にいるときなどにも使用でき、通信環境を選ばないのも利点である。「MedSnap ID」には、月7ドルのプランと、年間70ドルのプランが用意されている。また、持ち運べる“撮影用専用ケース”は、スタンダードタイプと、カバー付きのプレミアムタイプの2タイプがあり、それぞれ価格が20ドル、30ドルとなっている。
MedSnap ID