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世界初の水素燃料電池の飛行ドローンはパワフル!エコ&6時間の長時間フライトを実現

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WirthResearchさまざまな飛行ドローンが開発されており、映像の撮影用だけでなく、産業用のものも多く見かけるようになった。

・世界初の軽量水素燃料電池の飛行ドローン


Wirth Research社が開発中のドローンは、ティルトローター・垂直離着陸方式のブイトール機(VTOL)ドローン。無人飛行タイプで、世界初となる軽量の水素燃料をエネルギーソースとし、長距離飛行と同時に、環境への影響が少ないエコな飛行を実現した。

・高いエネルギー密度を実現


この機体に用いられる水素燃料電池には、シンガポールをベースとするHES社の技術が採用されている。水素燃料電池は、一般的なリチウムイオン電池と比べて、高いエネルギー密度を誇る。HESのCEO・Taras Wankewycz氏によると、通常の再チャージ可能バッテリーが200 Wh/kgのところ、この軽量水素燃料は700 Wh/kgのエネルギー密度を達成した。

おかげで、なんと6時間という長時間のフライトが実現できるというわけだ。また、このパワーのおかげで、荷物を積んだ状態でも、垂直離着陸が可能になっている。というのも、こういったドローンの多くは、高解像度光学カメラ・高解像度赤外線センサー、LIDARイメージャー、地中レーダーなどを搭載していることが多いためだ。

・産業用として活躍が期待される


環境への影響も少ない、エコな飛行ドローンは、石油のパイプラインやケーブル調査、監視セキュリティ、鉱山調査などで活躍してくれそうである。

Wirth Research

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