ヘルス系デバイスの開発を行うE3社がリリースしたのは、指1本で糖質を測定できる「caboc」という製品。体内に取り込まれた糖質がどのように変化していくか、その推移をアプリ上に可視化する。
・わずか60秒で糖質指標を算出
その技術を実現したのは、非侵襲での血糖レベル測定方法MHC(Metabolic Heat Confirmation)方式を応用した、独自の算出アルゴリズム。血中のブドウ糖が酸化する際に発する放熱量(代謝熱)と酸素供給量(血流速度、血中酸素飽和度)との相関関係を用いて、糖質指標「caboc」を計算していくというもの。
測定時間は、わずか60秒。アプリで食事状態(食前、食後1時間など)を選択し、接続状況を確認。あとは本体に、指を差し込むだけでいい。複数のセンサーで、糖質量の推定値算出に必要なデータを同時に取得。結果は即、スマートフォンに表示される。消耗部品の継続購入は不要。追加費用も、もちろんなし。環境にもお財布にも優しい製品だ。
・定期的な測定で健康を維持
「caboc」が測定するのは、糖質だけではない。脈拍/ヘモグロビン(推定値)/酸素飽和度の計測も行う。むしろ、それらの測定結果を元に、糖質指標が導き出されているわけだが、単体の結果だけでも、さまざまな場面で役だてることは可能だ。
開発元は、定期的な測定を推奨。糖質の増減をきちんと管理することで、健康を維持しようと提唱している。本体の購入は、ホームページの申し込みフォームから。アプリは、iOS、Androidともに対応している。
caboc