最近では、定期購入型フードデリバリーサービスを展開する米サンフランシスコの「Thistle」が、離乳食に特化した「Thistle Baby」を開始するなど、オンラインで注文でき、自宅などで受け取ることのできる定期購入サービスが、ベビーフードの分野にも導入されるようになってきた。
・安全で美味しいベビーフードを2週間ごとに配送
「Little Spoon(リトル・スプーン)」は、ベビーフード専門の定期購入サービスだ。
ベビーフードは4オンス(約113.4グラム)の容器に入っており、その価格は、1日3食コースで1食あたり2.99ドル(約323円)。
ユーザーが、スマホアプリを通じて、「ケール・ニンジン・洋梨」や「ニンジン・リンゴ・ショウガ」など10種類のなかから、赤ちゃんの月齢や好みに合わせて商品を選ぶと、2週間ごとに指定場所まで配送される。
ベビーフードは、いずれも、厳選された有機食材を使い、超高圧処理(HPP)によって、添加物や保存料を一切使用せず、食材の色や香り、栄養を残したままで殺菌処理されているので、赤ちゃんにも安全に美味しく食べさせることができるという。
「Little Spoon」では、ニューヨーク市でユーザー数を限定してこのサービスを始動させており、今後、対象エリアを順次拡大していく方針だ。
・赤ちゃんの“食育”にもつながる!?
英リーズ大学の研究によると、子どもは、2歳までならば、これまで食べたことのない野菜でも、その食べ方を身につけることができるそうだ。
「Little Spoon」のように利便性を兼ね備えたベビーフードの定期購入サービスは、赤ちゃんの“食育”にもつながるだろう。
Little Spoon