Kickstarterに新たに登場した「Chris」も、そのうちの1つ。運転中のドライバーを賢くサポートする、人工知能搭載型アシスタントデバイスだ。
・最先端の音声認識機能でドライバーと賢く会話
過去に出てきた製品に比べると、いささかキッチュな印象のある本品。見かけにだまされてはいけない。中心部は、人工知能と自然言語処理機能で構築。最先端の音声認識を搭載しているため、簡単なジェスチャーと組み合わせるだけで、快適に操作できるようになっている。
最大の特徴は、ドライバーと会話ができるところ。人工知能によって言葉を覚えるので、話しかけるほどにその能力は増していく。SNSの新規メッセージ、Eメールを受け取ったときも同様だ。「Chris」がユーザーに通知し、読み上げてくれる。
・電話のコールからミュージックプレイ、ナビゲーションまで幅広く代行
電話ももちろん、スマホに手を触れずにかけられる。「Chris」に内蔵された音声制御のハンズフリーシステムによって、車での通話や電話の受け取りが、かつてないほど簡単に行えるのだ。
電話をかけたいときは、「Chris」に相手の名前を告げるだけでいい。彼女(?)が該当する番号を探し、そのままコールしてくれる。相手が出たら、「Chris」を介してお話。高品質のマイクロフォンを搭載しているため、スマホで話すのと同じくらい、いやひょっとするとそれ以上に、クリアな音声で会話を楽しめることだろう。
Spotify、Apple Music、Google Musicなどから、好きな音楽をかけたり、交通渋滞をさけるためのナビゲーション能力もあり。これらの案内も、すべて音声で実行される。
すでに目標の2倍近い額を達成した「Chris」。締め切りまでの日数を考えれば、サポーターはまだまだ増えそうだ。早期割引価格は、179ユーロ(約2万1400円)から。受け付けは、5月3日まで。
Chris/Kickstarter