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指タッチでビールOK!ロンドンのナイトクラブが指静脈決済を試験的に導入

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ロンドン発の指指紋認証ソリューション「FingoPay」指紋や顔貌、瞳の虹彩など、人間の身体的特徴を個人認証に利用する生体認証の技術が、近年、様々な分野で実用化されつつある。

オーストラリアでは、顔認証や虹彩認証、指紋認証を活用したパスポート不要の自動化出入国管理システム「Seamless Traveller」の整備がすすめられているほか、オランダのアムステルダム・スキポール空港は、KLMオランダ航空と共同で、顔認証による搭乗サービスを試行した。

・指でタッチするだけでビールが買える


FingoPayの仕組み英ロンドンのナイトクラブ「Proud Camden」では、指静脈認証技術を活用したクラウドベースの生体認証プラットフォーム「Fingopay」により、指先をスキャンするだけの新しい決済方式を試験的に採用。

ユーザーは、カードと指紋を事前に登録しておくと、現金やカード類の持ち歩きや暗証番号などの入力の必要がなく、スキャナーに指をしばらくかざすだけで、フードメニューやドリンク類の支払いができる。

指静脈認証とは、指の中にある静脈のパターンを使って個人を特定するもので、生体内部にあるため、とりわけ、偽造されにくいのが特徴。

「Fingopay」を開発したロンドンのスタートアップ企業「Sthaler」によると、二人が同一の静脈パターンを持つ確率は、わずか34億分の1にすぎないという。

・銀行取引も買い物の支払いも指タッチの時代へ?


日本では、2016年2月、イオン銀行が、キャッシュカードの挿入や暗証番号の入力を必要とせず、指でタッチするだけで銀行取引ができる指紋認証システムの実証実験に着手した。

近い将来、銀行取引から小売店での買い物、レストランやバーでの飲食まで、“指タッチ”でできるようになる日がやってくるのかもしれない。

Sthaler

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