電動アシスト自転車というと、充電式のバッテリーを目に見えるところに取り付け、いかにもという感じなものが多い。
そうした既成概念を打ち破るタイプが登場した。米国カリフォルニア州拠点のスタートアップPure Cyclesが開発した「Volta」。バッテリーもモーターも一見どこにあるのかわからないデザインとなっている。
・バッテリーはパナソニック製
写真を見て、バッテリーがどこにあるかわかるだろうか。実は、サドル近くのフレーム上部の中にある。表に出ていないので、パッと見は電動アシストとは思えない。
バッテリーはパナソニック製のセル。1回のフル充電(要2時間)で最大約65キロも走り、最大スピードは時速32キロとなっている。
・重さ15.8キロ
もう一つ、モーターも後輪のハブに収まっているのも電動アシスト自転車っぽく見えない要因だ。
また、Voltaは電動アシスト自転車は重い、という常識も覆している。乗った後に部屋やオフィスなどに持ち込めるようにと、重さは15.8キロに抑えた。
・アプリにデータ表示
そのほか、ライトやブレーキランプが自動で灯ったり、連携するスマホアプリ(iOS)に各種データ(距離、時間、燃焼カロリーなど)を表示する機能もある。
価格はクラウドファンディングサイトKickstarterで1499ドル(約17万円)~となっている。日本へも発送してくれるが、残念ながら日本の公道では使用不可のよう。
日本の道路交通法に合わせたこんなスタイリッシュなアシスト自転車がほしい、という声が聞こえてきそうだ。