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ソーラー発電がパワーアップ!豪大学、ペロブスカイト太陽電池で世界最高の変換効率

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UNSWソーラー発電は環境に優しいエネルギーの代表的存在。そのソーラー発電で近年注目を集めているのがペロブスカイト太陽電池だ。

低コストで作製でき、しかも塗布するだけで発電できるようになるという画期的な技術だが、世界の研究者が開発を競うなか、オーストラリアの研究チームが世界最高の変換効率を達成したと発表した。

・変換効率12.1%を達成


開発したのはニューサウスウェールズ大学(UNSW)。発表によると、セル面積16センチ平方メートルで変換効率12.1%を達成したという。

これまで開発されているペロブスカイト太陽電池で高い発電効率は20%前後。実際、UNSWでも1.2センチ平方メートルで18%を記録している。

ただし、いずれもごく小さいセルでの数字で、今回はセル面積16センチ平方メートルという大きさで12.1%となったところに価値がある。

・1年内に24%へ?


すでに既存の太陽光発電技術の効率に引けをとらない段階まできているが、大きいセルでの高い発電効率の確保は、実用化に向けて大きな前進となる。

上級研究員のAnita Ho-Baillie氏は「1年内に24%を達成できるだろう」とさらなる効率改善に自信を見せる。

安価、軽量、フレキシブルと三拍子そろったペロブスカイト太陽電池。まだ耐久性などクリアすべき課題はあるようだが、実用化されればクリーンエネルギーに革命をもたらすことは必至だ。

ニューサウスウェールズ大学

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