そんな問題を一発解決してくれそうなのが、世界初、オートで動くロボットスーツケース「Travelmate」である。
・ユーザーの後ろを自動追尾、障害物も避ける
ユーザーの後ろを自動追跡して動き、人ごみや障害物を避けるという賢さ。最大時速約8キロメートルの速さを出すこともできるという。スマートフォンと連動し、専用アプリからさまざまな設定が可能だ。
・“AI”と“機械学習”機能を搭載
なぜ“ロボット”スーツケースなのか?、何といっても「Travelmate」には“AI(人工知能)”と“機械学習”の機能が搭載されているのだ。
独自の“Follow Me”システムでは内蔵のセンサーを用い、ユーザーの動きをフォローして、オートで付いて動くのはもちろん、センサーが人や家具などの障害物を検知して、避けるというアクションを自動で実行する。
AIが測定した累積データを分析し、スーツケースの動きを統制、改善していくという。AI搭載のTeslaの車と同じような技術だ。
“omni wheels”というユニークなタイヤが搭載されており、これにより安定性と、動きのレンジの幅が大きく広がり、自由な動きが実現した。
・バッテリーは取り外して他デバイスの充電もできる
「Travelmate」はバッテリーで動作するが、このバッテリーは取り外して再充電ができるほか、USBケーブルで接続して、他の電子デバイスの充電に用いることもできる。オートモードで4時間、待機モードで100時間の連続使用が可能だ。普通のスーツケースとして使用するときは、待機モードにしておこう。
LEDライトがバッテリーレベルをお知らせしたり、車のように移動する方向を示すインジケーターのように点滅したりする。これらはアプリの設定でオフにすることもできる。
・他にも便利な機能満載!
他にも、ハンドル部分が簡易机に変形するようになっていて、ラップトップや本などを置くのに便利だし、GPS対応のチップタグが付いているので、スーツケースの位置をアプリでチェックしたりもできる。
このタグは取り外せるので、他のカバンに取り付けることも可能だ。また、TSAの規格も満たしており、指紋でロック解除する機能などもある。
スーツケースのサイズは、S、M、Lの3サイズ展開。現在、クラウドファンディングサイトIndiegogoで出資を受付中だ。
Travelmate