そこで、スマホの充電シーンもワイヤレスに、と開発されたのが「AirVolt」。トランスミッターから最大12メートルの範囲でスマホを電波で充電できるというものだ。
・9メートル以内がベスト
AirVoltはコンセントにさすトランスミッターと、スマホのコネクタ部分にさすレシーバーの2つで構成される。
両方をセットすると、電気がトランスミッターから電波でレシーバーに送られてスマホを充電する。
充電できるのは最大12メートルの範囲。ただし、距離が離れるほどに充電効率は下がり、9メートル以内がベストのようだ。
・フル充電は3時間
充電効率は、5ボルトのケーブル使用時に比べると若干下がる。スマホをフル充電するのにケーブルで2時間半かかるところ、AirVoltだと3時間かかるとのこと。
この30分の差をどうとらえるかは人によって異なるだろうが、スマホをケーブルにつなぐことなく“放置”したまま充電できるメリットの方を強く感じる人は少なくなさそうだ。
・電池残量20%で自動充電モードも
また、専用のアプリ(iOS、Android)には、便利な「20−80モード」が用意されている。これは、スマホの電池残量が20%になったら充電が始まり、80%になったら自動で充電ストップするというもの。
このサイクルの充電の仕方が、リチウムイオン電池の劣化を遅らせるのに最適なのだという。
ちなみに、トランスミッターは2900mAhのバッテリーも内蔵していて、この容量の範囲でコンセントにつながなくてもワイヤレス充電できる。
・今なら5000円で!
気になる値段だが、小売価格59ドル(約6000円)のところ、現在クラウドファンディングサイトIndiegogoでは49ドル(約5000円)の出資で入手できる。
日本へはプラス12ドル(約1200円)で発送してくれるので、スマホ充電シーンをすっきりとさせたい人は要チェックだ。出資はあと1カ月ほど受け付ける。
AirVolt/Indiegogo
https://vimeo.com/172600650