「Mycestro」は、3Dテクノロジーと空間認識をベースにした“3Dマウス”とでもいえるツール。小さなイヤホン程度の大きさのツールを指に装着し、ツールの横側に設けられたタッチボタンを使って、画面内のスクロールをしたり、選択や決定をおこなったりといった指示ができるようになっている。まるでオーケストラの指揮をしているような動きから、「Mycestro」と名づけられたこのツールは、Bluetoothを用いることで、最大30フィート離れた場所からも指示が作動するため、プレゼンテーションをおこなうときなどにも不自由なく使える。また、iPadやiPhoneでも動作可能で、今年中にAndroidにも対応させる予定だという。
この「Mycestro」はUSBを通じて充電することができ、使用状況にもよるが、だいたい8時間程度持続して使用できる。装着しているのを感じないほど軽いため、長時間使っていても疲れることはなさそうだ。「Mycestro」は、オーソドックスな白色タイプは79ドル、選べるカラーの場合は99ドルで、Kickstarterで事前予約することができる。このままトラブルなく開発が進めば、今年の10月中に製品発送を見込んでいる。
マウスのコードが絡まったり、コードの長さやスペースが足りず、動かしづらく不自由な思いをしたりといったような、マウスのトラブルから解放されそうなこのツール、発売が楽しみである。
Mycestro