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Start Up 【画期的な3Dプリンター】独自の“ツルツル表面美加工”でレイヤー跡が消える!?

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【画期的な3Dプリンター】独自の“ツルツル表面美加工”でレイヤー跡が消える!?

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Polymakerここ2、3年で3Dプリントは一気に広がりを見せている。中国発のPolymakerが手がける「PolySmooth & Polysher」は、仕上がりの質にこだわった3Dプリンターだ。

・独自の“ツルツル表面加工”で美しい仕上がり!


3Dプリントの出力の特性上、どうしても表面にレイヤーが浮き出てしまうものだが、「PolySmooth & Polysher」では、あの独特の“レイヤー跡”を、ほぼ目立たなく消してしまう画期的な技術が使われている。表面が“ツルツル加工”され、光沢が出て滑らかな美しい仕上がりになるのだ。

・新素材の“PVB樹脂を使用


Polymaker2FDM(Fused Deposition Modeling)・FFF(Fused Filament Fabrication)の一般的な3Dプリント技術を基盤とした“PolySmooth PVB”には、その名の通り3Dプリントの新素材“PVB(ポリビニルブチラール)樹脂が使われていて、プリントの品質や工程の安定性を高めるほか、伸張性を向上させた。

とはいえ、このプリンターの1番のウリはやはり、独自の“磨き上げ”処理。これには、イソプロピルアルコールやエタノールといった、身近なアルコールが用いられる。

・10µm以下の微小なアルコールを噴霧


本体内には、数百もの10マイクロメートル以下の小さな穴があけられた薄い膜の噴霧器があり、そこからから10マイクロメートル以下の微小なアルコールの水滴が噴射される。その微小な水滴は3Dプリントオブジェクトの表面に吸収され、表面を滑らかにする役割を果たすというわけだ。

Polymaker3ノズルの温度は190-210˚C、張力は40-45メガパスカル、アイゾット衝撃強度は15-18 kJ/m 2と、他社製品と比較しても性能は高い。

また、ヒートベッドは必ずしも必要ではく、より粘度を高めたいときに使えばよい。3Dプリント独特のにおいもほとんど感じない程度だという。

・Kickstarterで出資を募集中


「PolySmooth & Polysher」は現在クラウドファンディングサイトKickstarterで5月26日まで出資を募集しており、目標金額10万ドル(約1064万円)に対し、早くも22万ドル(約2341万円)を突破する人気ぶり。

PolySmooth & Polysher

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