先日、オバマ大統領が現職のアメリカ大統領として88年ぶりにキューバを訪問した。そのキューバで、民家を貸し借りできるオンラインサービス「Airbnb」を誰でも自由に使えるようになった。
米国とキューバ間の行き来が容易になる中で、民泊を利用しながらキューバを旅する人の増加が見込まれる。
・「米国からの旅行者限定」規制を緩和
今回の歴史的訪問に伴い、Airbnbは政府から特別な営業許可を得たと明らかにした。
昨年の4月以来、Airbnbは許可を受けてキューバでサービスを開始したが、利用できるのは米国からの旅行者のみに限定するという縛りがあった。
しかし今回の許可ではその縛りがなくなり、4月2日から全世界の人が自由にキューバでAirbnbの民泊を利用できる。
・熱いマーケット
Airbnbにとって、キューバは世界で最も急速に成長しているマーケットなのだという。
サービス開始当初、民家など登録滞在先は1000軒だったのが、今では4000軒となり、これまでの利用者数は1万3000人にのぼる。
Airbnbとは別に、米ホテルチェーン大手マリオット・インターナショナルもこのほど米政府による許可を受け、キューバ進出を発表している。
米国のテック企業として初のキューバ進出を果たしたAirbnbだが、今後は旅行分野だけでなくさまざまなジャンルの企業がキューバに進出することになりそうだ。
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