“植物版Shazam”ともいえるスマートフォンアプリ「PlanetNet(プラントネット)」は、スマートフォンで気になる植物を撮影するだけで、その品種を検索できる便利なアプリだ。
・PlanetNetは気になる草花を撮影するだけで品種を検索できる
「PlanetNet」は画像認識技術を活用し、スマートフォンで撮影した画像から、データベースを検索する仕組み。
UIもShazamに非常に似ており、検索履歴などもアプリ内にしっかりと残る。
農業開発研究国際協力センター(CIRAD)・国立情報学自動制御研究所(INRIA)・農業研究所(INRA)ら、フランスの研究機関によって開発され、6000種類以上の野生植物が網羅されている。
・植物の品種をアップロードすると…
植物と同時に位置情報もアップロードされ、ユーザーからの情報のマップ化を行っているところもかなりShazamに似ている。
マップ化に関しては現在の対応地域は西ヨーロッパ・インド・西アメリカのみとなっているが、今後の展開も楽しみだ。
・画像認識技術がビジュアルによる情報検索をサポート
PlanetNetと同様、動植物に特化た画像検索アプリとしては、400種類の鳥類が検索できる、米コーネル大学鳥類学研究所の「Merlin Bird IDand」や、米国のスミソニアン協会とコロンビア大学、メリーランド大学の研究者チームが開発した、樹種のための画像検索アプリ「Leafsnap」などもリリースされている。
これらのアプリは、画像認識技術を活用し、研究機関が中心となって収集した生物の専門知識を、誰もが手軽に入手できるようにしている点が秀逸。
これから春の季節、スマホを片手に自然散策に出かけ、動植物について学んでみてはいかがだろう。
PlantNet