また、既存の自転車に設置するだけで、「ORBITREC」と同等の機能をもたせられるセンサーツール「RIDE-1」も同時に発表された。
・軽量で丈夫な3Dプリントフレームは、最短1ヶ月以内で完成
「ORBITREC」には、チタン焼結型3Dプリント技術と、カーボンファイバーフレームが用いられた構造になっていて、軽量で頑丈なつくりを実現。ライダーの体型や好みに応じ、オーダーメードで3Dプリント出力するフレームは、最短1ヶ月以内で完成するという。
・センサーが計測したデータは専用アプリでチェック
フレームの中にセンサーが内蔵されていて、Bluetoothを通じてスマートフォンの専用アプリと通信し、走行中に計測したさまざまなデータの送受信をおこなう。
これらのデータはログ履歴としてクラウド内に累積され、後ほど走行状況の分析結果をチェックできる。
「ORBITREC」「RIDE-1」ともに、9軸の加速度計・角速度センサー・地磁気センサー・温度&湿度計・気圧計・照度計などのセンサーを搭載。
これらのセンサーによって、走行中の位置情報や速度のほか、フレームによって影響を受けやすい傾きや衝撃の状態などを、正確に計測することが可能になっている。計測データを参考に、ユーザーは自身の走行の改善点を把握したり、設定の調節をおこなうことができるというわけだ。
・自動ライトオン、事故時のSMS送信など便利な機能も
さらに、暗くなると自動でライトが点灯するようにしたり、路面状況に応じてサスペンションを変更したり、道路状況のアラートを受け取ったりできるほか、事故が発生したときに、友人にテキストメッセージを送信する……なんてこともできるという。
・アマからプロまで使える本格仕様
「ORBITREC」「RIDE-1」はUSBで充電をおこない、およそ15時間の駆動時間となっている。価格はそれぞれ、「ORBITREC」が7000ドル(約8万2000円)以下、「RIDE-1 」が300ドル(約3万5000円)以下となる見込み。
本格仕様の「ORBITREC」なら、アマチュアからプロまで幅広いライダーが満足できるはずだ。
Cerevo