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Marketing 駐車場の空き情報や料金を教えてくれて予約ができる「Streetline」、2500万ドルの資金を調達

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駐車場の空き情報や料金を教えてくれて予約ができる「Streetline」、2500万ドルの資金を調達

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大変便利な足として活躍してくれる自動車だが、街中や住宅街などで、駐車場探しに苦労した経験がある人も多いはず。「Streetline」は、そんな駐車場問題に役立ちそうなプラットフォーム。あるカリフォルニア大学の教授の調査によると、年間で1人のドライバーにつき、駐車場を探してさまよう距離は95万マイル(地球を38周、月まで4度行けるくらいの距離)、4万7千トンのガソリン浪費、730トンのCO2を排出しているというデータがあるという。ドライバーのイライラを解消するだけでなく、エコロジー的な意味においても、効率的な駐車場探しは有意義なことといえそうだ。

この「Streetline」は、3つの要素から構成されている。「ParkSight」は、ストリートに設置されているセンサーや、モバイルアプリなどの情報を統合&分析し、リアルタイムで管理するためのテクノロジー。そして「ParkSight」を基盤にしているのが、「Parker」と「ParkEdge」だ。「Parker」は、駐車場を探しているドライバーに、駐車場の情報をリアルタイムで教えてくれるシステム。付近にある駐車場の場所を音声ガイドで案内したり、住所だけでなく、「EV車充電OK」「身障者スペース有り」など、特定の条件を指定して検索することも可能だ。駐車場の空き情報や利用料金を調べたり、駐車場の予約までできてしまう。「Parker」は現在のところ、スマートフォンやネット、タブレットで利用OK。

一方、「ParkEdge」は駐車場を貸し出す側をサポートするプラットフォーム。オンラインを通じて、ドライバーと、自社が保有している駐車場スペースとを結びつけ、リアルタイムで予約を受け付けて、ドライバーとやり取りをすることが可能になった。保持している駐車場スペースを有効活用したいオーナーたちにとっては、空いている駐車場をもっと効率的に貸し出すことできるようになるというメリットがある。

現在、30箇所の都市や大学で展開している「Streetline」だが、先日ドイツやイギリスでもサービスが開始したばかり。このようなツールがあれば、都市部などで狭い道や一方通行が多い日本でも、駐車場探しがぐっと楽になりそうだ。今後のサービスの拡充に期待したい。

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