デバイスの主流はやはり、日常的に使えるもの。ちょっとした工夫で生活を豊かにする製品が、人気を集めているようだ。
その中から今回は、注目株「MaBeee(マビー)」をご紹介したい。Makuake登場からわずか1時間で資金調達に成功した、超話題のプロダクトである。
一体、どんな製品なのだろうか。開発を手がけたノバルス、代表取締役、岡部 顕宏(おかべ あきひろ)氏に、詳しい話を聞いた。
・スマホでコントロールできる電池型IoT
Q1:「MaBeee」開発の経緯を、お聞かせください。
今回のプロダクトは、企業の枠を超えたコミュニティ“ヤミ研(100日ラボ)”で商品化をめざす、第一弾製品です。
この製品は、あるメーカーに勤めるエンジニアの、「自分の子どもと遊ぶプラレールを、簡単にコントロールしたい!」というアイディアから始まりました。
その後、所属企業の枠を超え、複数の企業メンバーが集い、各々の専門分野での知見を出し合いながら、詳細を固めていきました。試作等に3Dプリンタを活用しながら開発を進め、製品化プロジェクトまで、たどり着くことができました。
Q2:「MaBeee」とは、どんな製品なのでしょうか。
通信機能を持った、単3電池形状の「MaBeee 」に、市販の単4乾電池を装着し、その状態で玩具等の電池駆動の製品に装着します。
その上で、スマホアプリを用いると、乾電池の出力を制御することができます。
乾電池形状なので、さまざまな乾電池駆動の製品に使えるという、手軽さと用途の広さが特徴です。
また、シンプルなオン・オフでの制御はもちろんのこと、スマホの傾きや声の大きさ、スマホにかかった加速度などに応じて、15%、25%、35%といった出力が、無段階で制御できることもあげられます。
・子どもから大人まで世代を超えて楽しめる!
Q3:プロジェクトサイトでは“親子で楽しめる製品”として紹介されていますが、大人からの反響はいかがなものでしょうか。
お子さんが遊ぶ傍ら、お父さんも一緒に楽しめるという、評価をいただいています。また、工作が趣味の方々からは、さまざまな自作の工作に組み込み、スマホでコントロールしたい、とのコメントを多く頂戴しました。
加えて、子どもの頃ミニ四駆で遊んでいた世代から、当時の憧れだった、声に反応してコントロールすることを実際に試したい、とのコメントもいただいています。
Q4:今後の展開について、教えてください。
今後は、量産に向けた開発を本格的に進め、来年4月を目処に、製品を発送していきたいと考えています。(中略)
皆さんのアイディアを、今後予定しているイベントなどを通して、ぜひお聞かせください。私たちも、「MaBeee」へのセンサーの搭載や、クラウドサービス連携など、機能拡充に努めたいと思います。
すでに、予定金額の5倍以上を達成している「MaBeee」。プロジェクト公開は、2016年2月9日まで。支援は、3,888円から受け付けている。人気が高いので、プレオーダーは早めが吉かも!?
MaBeee/Makuake