・ぜんそく症状を管理するスマートツール
今回紹介する「Wing」は、スマートセンサーと専用アプリを連動させて肺機能を追跡し、ぜんそく症状を管理するツール。しかも医療機関並みの正確さだという。
オートでデータを随時追跡し、分析結果をユーザーにお知らせしたり、肺機能が良くない状態にあることをいち早くキャッチする。
集積されたデータは、かかりつけ医に送ってシェアすることができ、患者ごとに違う傾向や症状に合わせた治療プランを、素早く実行できるようになるだろう。
・データをビジュアル化して見やすく表示
ユーザーは、ポケットサイズのセンサーツールに息を吹き込むと、センサーが、American Thoracic Society(ATS)基準を満たす精度で、1秒量(FEV1.0、1秒間に肺活量のうち、どのくらいを吐き出すことができるか示した値)やピーク値を計測する。
観測された兆候、投薬、発作といった追跡データは、ビジュアル化して見やすく表示され、状態が一目でわかるよう、安全度を“緑”“黄色”“赤”で提示。
花粉、湿度など環境の誘引要因を、ユーザーの現在地に応じてチェック、アラートをセットしたり、服薬のリマインダー機能などもあって便利。
・医療チームとのデータのシェアも楽々
データはクラウド上に保管され、多数のユーザーで1つのアカウントをシェアすることができ、要約レポートをかかりつけ医に送って、医療チームでシェアすることも容易だ。
ぜんそく患者、気管支や肺が良くない患者のほか、アスリートや歌手にとっても、このツールは大きな助けとなってくれるかもしれない。
・Indiegogoで出資を受付中
「Wing」はただ今、クラウドファンディングIndiegogoで出資を受付中で、開催期間は残り25日ほどだ。
Wing