10月1日より、すべてのデバイスにおける日本語対応を実現。新規ユーザー発掘に向け、新たなスタートを切ったところだ。
現時点で21万件以上のリアルコミュニティが存在する、同サービス。国内では、どのような形で展開していくのだろうか。
Meetup, Inc.、コミュニティマネージャー、市川 裕康(いちかわ ひろやす)氏に詳しい話を聞いた。
・興味を同じくする人とリアルな交流ができる!
Q1:「Meetup」とは、どんなサービスなのでしょうか。初めての人のために、仕組みや特徴などを教えてください。
「Meetup」は2002 年にニューヨークで生まれ、世界中で2300万人以上が参加しております。
共通の地域や興味に関するコミュニティを簡単に始め、運営することを可能にするプラットフォームサービスです。
インターネットを通じて、地域の似たような興味を持っている方への告知を行うことで、まだ出会っていない、出会うべき友達と、リアルに知り合う機会が得られます。
Q2:日本で展開することになった経緯を、お話しください。
「Meetup」は世界約180か国で利用されており、新規登録ユーザーの約半分は、米国以外からのアクセスです。
その中で、日本における新規登録ユーザーの成長率は、世界的に見てもトップレベルであったことが大きな理由です。
最近では、年間の訪日外国人数も2000万人近い水準となっております。2020年のオリンピックに向けてグローバル化が求められる中、今まで以上に海外と日本のリアルな交流の架け橋としての役割を担うことをめざしています。
同時に地域活性化の手段として、各地域の新しいコミュニティ作りのプラットフォームとしての利用にも可能性を感じ、日本語でのサービス提供を始めることにしました。
・より多くのコミュニティが作られることに期待
Q3:国内でもすでに11万人の利用者層が存在するそうですが、このプラットフォームは彼らの中で、どのような形で貢献しているのでしょうか。
日本語化される前の「Meetup」は、主に訪日・在日外国人の方や海外経験を有する、あるいは語学学習・国際交流などに興味のある日本人ユーザーに、多くご利用いただいていたと思います。
一方で実際のグループを検索すると、そこでは読書、ハイキング、ものづくり(中略)など、すでにありとあらゆるグループがあります。
同じような興味を持った方が、新しい仲間と出会い、その方の人生や地域コミュニティを豊かにすることに、貢献していると信じています。
Q4:今後の展開について教えてください。
今後は、正式に日本語でのサービス提供が可能になったことで、今まで国際的なコミュニティを中心として「Meetup」を利用していたメンバー、グループの方にとっては、より多くのアクセスが得られ、グループがさらに盛り上がるよう、支援致します。
同時に、まだなじみがない方に向けて、より多くの“Meetupグループ”が生まれ、より多くご用いただけるよう、PR・マーケティング・コミュニティ活性化のための活動を、展開していきたいと思っています。
人と人とのリアルなつながり。「Meetup」と他のコミュニティサービスとの違いは、そこにある。何事も最後にものを言うのは、血の通ったコミュニケーション。本サービスでその素晴らしさを、実感してもらいたい。
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