そこでドイツのDFKIロボティック・イノベーション・センターが開発しているのが、車体後部があがることで“縮む”電気自動車「EO Smart Connecting Car 2」。
しかも、ゆくゆくは自動駐車機能も持たせるというスマートカーだ。
・バイク並みに小さくなる!
その最大の特徴がコンパクトさだ。車体はもともと小さいが、後車軸を前にずらして車体の後部を前側に持ち上げることで、さらに長さを80cmほど縮ませることが可能という。
縮ませた状態の車体は1.5mほどとバイク並みに。ちなみに、後部が持ち上がるのに伴い運転座席も高くなるが、快適に運転を続けられるとのこと。
・横移動や回転も
また、面白いのがそれぞれの車輪にモーターがついており、横移動や回転もできること。これなら、行き止まりの狭いスペースでも方向転換したり、駐車したりできる。
すでにプロトタイプはできあがっていて、2人乗りで最高速度は時速65km、1回のフル充電(4時間)で50〜70km走行可能という。
そして現在、チームは自動操縦・駐車機能の開発に取り組んでいる。現在のところ商品化の見通しはまだ立っていないが、都市部を中心にニーズはありそうだ。
DFKIロボティック・イノベーション・センター