その1つが、スタートアップCellScopeが開発した「Oto」で、患者と医師をネットワークでつなぐ、耳の感染症診断ツールである。手持ちのスマートフォンを、たちまち“耳鏡(オトスコープ)”に変えてしまうというものだ。
「Oto」は、スマートフォンのカメラに装着し、耳内部の写真、動画を撮影することができるというもの。
専用のアプリが用意されており、ユーザーは撮影したデータを医師側に送信する。すると、2時間以内に診断結果が通知され、専門医の診断をあおぐことができる。
夜間も含め、24時間対応してくれるのはありがたいところ。
「Oto」のデバイス本体は、オンラインページで79ドルで販売中。初回のコンサルタントは無料だが、それ以降は電子診断には都度50ドルがかかるという。
とはいえ、付近に病院がない人、病院での待ち時間を減らしたい人、小さな子どもを持つ親にとっては大きなメリットがあるだろう。
Oto