2012年のリリース以来、数々の賞を受賞し、専用のスタイラスペンを出すなど進化を遂げてきた。そして、このほどアプリ内のツールが全て無料利用できるようになったので、Paper 魅力を使い方とともに紹介したい。
・豊富なツールを使い分け
Paperは、アプリ内にあるノートやペン、色を使ってユーザーが指を使って自由に絵を描けるというもの。ツールはかなり豊富に用意されていて、例えばペン一つとってみても、筆や下書き用の鉛筆、マーカー、サインペンなどがある。
「ぼかし」や「にじみ」といった技巧、色の濃淡など、ユーザーは目的に合わせてツールを使い分けることで自身のイメージに近い作品に仕上げられるというわけだ。
ただし、これまでは、無料で利用できるツールがベースとしてあり、アプリ内で購入してさらにツールを増やすという仕組みだった。この有料ツールがこのほど全て無料化され、ユーザーは誰でもこのバラエティ豊かなツールを使えるようになった。
・シンプルで直感的な操作
また、Paperの人気の一つが、そのシンプルながら気の利いた操作性にある。基本的にはタッチ、スワイプ、ピンチインなどでページをめくったり、ツールを選んだりするようになっていて、色の濃淡は指でなぞって調整するなど、かなり直感的なつくりとなっている。
さらに、昨年発売されたPaper専用のスタイラスペン「Pencil」を使うと、創作の幅がもっと広がる。iPadとBluetoothで連携し、かなり細かなタッチなどを可能にするほか、iOS 8からは筆圧にも対応するようになった。まさに、実際の紙にペンで描いている感覚だ。
この魔法のようなアプリとペン、お絵描きや日記、メモといった日常使いから、製品の設計やデザインといったビジネスシーンまで幅広く活躍する。
アプリのダウンロードは無料なので、iPadユーザーで興味のある人はまずはスタイラスなしで試しに使ってみるといいかもしれない。
FiftyThree