同種のカードとしては、すでに「Coin」「LoopPay」が先行している。クレジットカードのようにそのままカード決済端末に通すことができるなど基本は同じだが、Plastcはより使い勝手がよく、多機能だ。
・ディスプレーに情報表示
最大の違いは、Plastcはタッチパネル式のディスプレーを備えていること。このディスプレーをスワイプして使いたいカードの種類を選んだり、各種情報を表示したりできる。
各種情報とは、例えば提携銀行(Bank of Americaなど3行)のカードを読み込めば、その口座の残高や最近の利用一覧などがディスプレーに表示される。
・充電して繰り返し利用
QRコードやバーコードを読み込める点も先行するカードには見られない機能だ。eチケットのバーコードをPlastcに読み込んでおいて会場でPlastcを提示して入場する、なんて使い方もできる。
そして、Plastcは専用マットで充電して繰り返し使えるというメリットもある、この点、Coinの場合、バッテリーが切れると新しいものに変える必要がある。
・スマホと連携、紛失防止も
当然、重要な情報を集約するからには、セキュリティ面が気になるところ。Plastcを使用する際は4桁の暗証番号を入力するが、5回間違えるとロックがかかるようになっている。
また、PlastcとiPhoneをペアリングすることも可能だ。端末とカードが100フィート(約30メートル)離れると端末にアラートが届くようにできるので、盗難や置き忘れの防止に役立てられる。
現在、プレオーダーを155ドルで受け付けていて、夏頃には発売される見込みだ。Plastcが日本でも使用できるのかは不明だが、こうしたカードの需要は日本でもありそうだ。
Plastc